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2019年現在、日本にいる留学生の総数は、約31万人になります。
国別では、中国人留学生が13万人で、ベトナム8万人、ネパールが3万人と続きます。
また、大卒で就職を希望するのは約70%で、その内就職できたのは、約30%しかいません。
留学生は今後も増加していきますが、卒業後日本で就職を希望しても、在留期限までに就職できずに帰国しなければならない留学生も増えています。
大学を卒業しても就職できない理由として考えられるのは、以下のとおりです。
大卒でも日本語が上手く話せない
大学を出ているから当然、日本語も話せると思いがちですが、最近留学生を呼び込むために英語でも単位が取れる大学が、50以上に増加しています。
大学レベルの優劣を別として、このような大学を卒業すると、日本語は下手ですから英語を必要とする企業では採用されますが、一般的な会社での営業や事務の仕事に就くことは難しいです。
因みに日本では、工場や建設現場で働くといった単純就労は、日配や定住者といった例外を除いてできません。
日本の文化に合わせられない
会社で働くと営業や接客は勿論。会社内で日本独特の上下関係や労働慣習(社風)があります。
こういった労働慣習は、在学中に接客などのアルバイトを経験した留学生だと理解しやすいですが、大学でアルバイト経験がなかった留学生にとっては、頭で理解できてもなかなか対応できません。
それ以前にも、日本は「就職活動」といった独特な採用システムがあり、この段階で多くの留学生は衝撃を受けます。
こういった労働慣習やシステムをよく理解できないので、、卒業間近になっても就職先が見つからないことになります。
大学で勉強したことと、就職先の仕事内容がマッチしない
留学生の多くが、大学での履修内容と仕事内容がマッチしない為に就職ができないケースが多いです。
例えば、文学部哲学科を卒業したら、システムエンジニアの職に就くことはまず無理です。(但し、例外はあります。)
何故なら、哲学科ではシステムエンジニアに関する科目を履修しないからです。
同様に設計の仕事に就くこともできません。
哲学科を卒業したら、あくまで哲学科で履修した科目についての職業しか就労できないのです。
ですから、日本に留学して卒業後も日本の会社で働きたいのなら、その職にあった学部・学科に入学する必要があります。
就職活動を積極的にしてこなかった
当事務所には毎年卒業前になって、何とかビザの更新や変更をしたいという、留学生が駆け込んできます。
話を伺うと、卒業することは決まっているのに、それまでろくに就職活動してこなかったからです。
そのような留学生の多くは自国の親からから授業料、生活費等の仕送りがあるので、生活に困ることなく大学生活を送ってきたか、大学には最低限の出席でアルバイトに精を出していたかのどちらかです。
そして、このような留学生は目標をもって真剣に日本で働きたいという意思はなく、自国に帰るより日本でこれからも快適な生活を送りたいという考えを持った者が多いです。
ですから、たとえ就職できても、仕事が嫌になったらすぐに辞めて転職するというケースが大半です。
しっかり目的を持って日本に留学すると、卒業後も就職には困ることはありません。
また、卒業時に就職先が決まらなくても在学中に積極的に就職活動をしていれば、卒業後も一定期間就職活動できるビザに変更することができます。
反面、「日本で一生懸命勉強する。」といった本来の目的から外れて、日本で「金を稼ぎたい」や「自国より良い生活を送りたい」といった考えを持っていると、卒業時に就職に困ることになります。
「就職活動」がある日本では、大学4年になってから動き出しても就職先を探すのは難しいです。
留学生は言葉や生活習慣の面だけでも日本人学生と比較されますから、日本で就職を希望するなら、遅くとも3年生のころから希望する職種や会社にコンタクトを取って、実質的な就職活動を始めることです。
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